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2023.07.10

コラム

オンラインワークショップの未来像

昨年から海外の大学生向けに、オンラインの立体造形ワークショップを2回開催しました。それをきっかけに、今後のオンラインワークショップの進化について考えています。今年は新たな取り組みとして、仮想空間上でレクチャーから展示会まで一貫して行いました。

プログラムは、まず動態造形のレクチャーを行います。オンラインの仮想空間には3Dの立体サンプルを配置し、学生が段階的にデザインを学ぶことができるように工夫しています。

後半では、得た知識を活かして作品を制作します。自分が作成した3Dモデルをバーチャルミュージアムに展示することで、他の学生から刺激を受けながらレベルアップしていきます。最終的には、彼らの成果をオンライン展示会として公開します。

今回の展示会場リンク↓

https://www.spatial.io/s/Design-Workshop-GK-Dynamics-X-Dong-Hai-Da-Xue-645da2101469085654c44ce6?share=3361378962680985137

ワークショップの仕組みは、デザイン専攻の学生を対象とするだけでなく、将来的に幅広く社会に向けて応用できると感じています。専門職のデザイナーが自分のデスク上で創造を完結させるのではなく、空間内で参加者と一緒になってフィードバックすることで、共創することができます。こうした理想的なオンラインワークショップの形を考えて、引き続き挑戦し続けて行きます。

(デジタル戦略部デジタルエクスペリエンスデザイン ユニットリーダー 江致霖)