column 日々、思うこと separate

法政大学での授業(1/3)

法政大学システムデザイン学科で兼任講師をさせて頂いています。

今回はその授業内容をお話ししたいと思います。

1回目(全3回):観察スケッチ

授業内容は野菜や果物を観察し、ケント紙でそれを模刻として再現するというもの。
ですが、いきなり作り始めても中々上手くはいきません。

1枚目は生徒さんに想像で描いてもらった自転車です。
自転車は常に使っている身近なモノですが、観察していないと上手く描けません。
人の記憶なんて曖昧なものですからね。

その後にピーマンをサンプルとして、様々な角度から観察・スケッチします。
外側だけでなくカッターで縦や横に分解、外側の形状が出来る理由を中身を見る事で探ります。

モノ作りの上で基本となるのは、観察と対象物の成り立ちを考える事に他なりません。

次回は2回目、紙を使って再現します。お楽しみに。

(マスターデザイナー 飯村武志)