column 日々、思うこと separate

2020.02.14

扉絵

2020年2月の扉絵

1月からNHKで放映されているアニメ「映像研には手を出すな!」皆さんは見てますか?高校生がアニメを作る話なのですが、これが非常に面白い!!特に設定を考え、形にし、動かすというプロセスがモノづくりの楽しさとダイレクトに繋がっていて、思わず「そ~!そ~!!」と言いながら見てしまいます。
 
また主人公のひとりが設定に非常に凝るんですが、欲しい機能から形状を考え、絵にしていくのは、デザインのプロセスと全く一緒でそそられます。最近ではデジタルデータでモノを動かすアニメが多いですが、「映像研~」は、手描きタッチ全開!頭の中のイメージをダイレクトにノートに書き留め、それを動かす感じが見ていて心地いいです。想像でのシーンは、わざとラフスケッチ風に彩色され、通常のシーンと変えているのも楽しめます。
 
今回はそんな「映像研~」に感化されて、アニメの手描き設定風に描いてみました。
 
「災害支援用LMW」
前輪2輪で走るLMWは、抜群の走破性と安定性を発揮します。今回はその特性を生かし、いち早く災害現場に急行する、緊急災害支援用マシンをLMWで考えてみました。
 
通常のホイールとタイヤでも走破性は抜群ですが、さらにキャタピラタイプのタイヤを装備。地形に合わせて変化するタイヤは、フロント2輪も駆動させて3輪駆動!より走破性を高めました。
 
またHLの一つは格納式のドローン。
倒壊したビルのすき間や瓦礫の中に入れ、要救助者の捜索や、危険地帯の偵察が可能です。メインの駆動ユニットは電動で、緊急時には取り外し、災害支援用の発電機となります。
 
こうやってイメージを形にして作り上げる。モノづくりってホント楽しいですね!
 
(マスターデザイナー 飯村 武志)