以前もご紹介しました SR400 40th Anniversary が今年度のグッドデザイン賞を受賞しました。

SR400は伝統的かつシンプルな設計思想をそのまま残し、普遍的な味わいが愛されてきたモデルです。今回は40年間受け継いできたその歴史と思想を表現するため、タンク部分に楽器製造を由来とする工芸的な塗装「サンバースト塗装」をさらに進化させつつ採用し、音叉エンブレムには時間の経過とともにライダーとの関係が深まるよう経年変化する真鍮を無垢のまま採用するなど、生産技術の粋を凝らした仕上げとなっています。

審査委員の講評では「こうした付加価値は、輸送機器作りの先進国である日本が、今後織り込んでいきたいものづくりの方向性であり、このブランドらしい繊細な仕上げで表現したことを評価したい」と評していただきました。

ヤマハ発動機と共にこのCMFGデザインと開発に携わった弊社、倉岡真樹ユニットリーダーは今回のプロジェクトに対して次のように述べております。

「このモデルのデザインと共に、高い志と手作業によって美しい仕事をされている人々に光が当たり、楽器由来の技術を次世代に継承していくきっかけになったことは、私にとって大変嬉しいことでした」

我々は今後もヤマハ発動機と共に、モビリティデザインを通して社会に貢献して参ります。

 

（広報）

2019年度 グッドデザイン賞＿受賞対象一覧＿SR400 [40周年アニバーサリーエディション]　https://www.g-mark.org/award/describe/49053