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何か素敵な出会いみたいなタイトルですが、そうではありません。デザインによるブランディング支援を行っている中でこの仕事ってどう世の中のためになっているのかなあ?と、ふと考えた際に思いついた小話です。
ブランディングを端的に表すなら、「モノやサービスを通して作り手の想いをお客様に伝え、共感を得ることでファンになってもらう仕組みを作ること」。言い換えれば作り手の「夢や想い」の原石を掘り出し、伝えたい対象に響く形に磨き、伝え方を考える仕事とも言えます。
目に見えるデザインとしては、お客様の心に残るような言葉やイメージをモノづくりと合わせて検討します。ですが、お客様の潜在的期待(夢)との幸せなマッチング(お見合い)がなければ共感は生まれません。そのために、相手をよく知ることから始めます。
一方、作り手の想いや共感を得る魅力については、自身ではなかなか気付けないものです。それを見出す工程にもデザインは大いに役立つのです。
伝える側と受けとる側を結びつけ、双方に笑顔を生み出す仕事に携われることに喜びを感じるとともに、彼らの期待を超える提案をこれからも行っていきたいと思っています。
(プロダクト動態デザイン部 デザインディレクター 坂亀弘志)