GK Dynamicsは、これまでモビリティーのデザインをしてきたが、同時にユーザーの手にわたった後のライフスタイルをデザインしていかなければならないと考えてきた。それは、今世の中は、単に形だけではなく「プロダクトを持つことによる体験価値」を求めているからだ。だから、”形”だけのデザイン会社からアパレル・イベント・プロモーションなど視野を広げていかなければいけない。しかし、GKは、アパレルやイベントをデザインする技量を持っているのか？また、つながりを持てているのか？そこを作り上げるために外部とのつながりを作りコミュニティーを広げながら、同じ想いの方々と関係性を深めていく。それが狙いだった。

その一つがKADOYAさんとの繋がりである。KADOYAさんは、ライディングウェアーを中心とするアパレルメーカーで、ライダーに最も近い仕事をしている。我々としては新たな世界で非常に興味深かった。 話を聞いてくうちに意気投合し「バイクライフをより良くしていきたい」と活動してきた。これは新たな取り組みであり、常に試行錯誤の連続であった。そんな中、実際にスケッチ展開や試作に挑戦し、手を動かし取り組んできた。こうした社外との活動は、GKにとって今まで知らなかった刺激的な世界であった！

思い返せば、この活動も数年続けてきた。今回その内容がKADOYAマガジンとして掲載された。まだ、ユーザーの手に届くところまではハードルが高いが、この活動を通し実際にモノにしていきたいと想いは募る。我々には、まだまだ知見が必要であると考えるが、今回こうして発信することで「バイクライフを盛り上げていきたい！」し、同じ想いの仲間を増やしていきたいと考えている。　　　　　　　

（ プロダクト動態デザイン部デザイナー　中井俊宏 ）

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