今回は2輪ではなく、私の好きな4輪を描いてみました。
このベリータンク・レイクスター(BELLY TANK LAKESTER)は、最高速を目指すレーシングマシンとして作られました。
ひと目でこのマシンが気に入って「なんてユニークで綺麗な形なんだろう」って思ったのが最初でした。

色々調べてみると、このボディは戦闘機の増槽・予備タンクだと分かります。
戦闘機は予備燃料を入れたタンクを機体や翼の下に取り付けているのですが、予備燃料を使い切ると機動性の為に切り離します。
戦後、そういったタンクが沢山あったんでしょうね。
良く考えれば、空力を追求した航空機のパーツが、速度記録を追求するレーシングマシンに合わない筈がありません。

このタンクはベリータンク、ドロップタンクと呼ばれ、色々なショップからドロップタンクカーが生み出されました。
今回は、ソーキャル・スピードショップ（So-Cal Speed Shop）のベリータンクカーを参考に描いています。
シンプルでユニーク、とても綺麗なデザインだと思います

様々なデザインがあふれる現在ですが、
私はやはり、機能性があるデザインが好きなんですよね。

（ マスターデザイナー　飯村武志 ）