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今年の夏は北海道で観測史上最も高い40℃近くの気温が観測され話題となりましたが、地球温暖化やヒートアイランド現象の影響か、異常気象とも言える近年のこの夏の暑さには参ります。
そんな折、8月の夏休みに妻の実家がある沖縄に帰省しました。20数年程前、私がまだ学生だった頃は東京と沖縄の気温差も感じられ、移動距離も相まってまるで別世界に来たような感覚がありましたが、近年ではその感覚が薄れてきているようにも感じます。気温について調べてみると、沖縄での過去最高気温は36.0℃(2024年7月)、一方の東京は39.5℃(2004年7月)。気象庁の発表ではおよそ100年後には全国平均で2〜3℃(北海道の一部で4℃)程度上昇すると予測されています。もし実際にそうなってくると「北海道は涼しいところ、沖縄は暑いところ」という定説は見直され、“沖縄が避暑地になる”ということも本当に起こり得るかもしれませんね。
このような気象変動は単に気温を変えるだけでなく、私たちの暮らしの価値基準そのものを大きく変えていくことでしょう。
(CMFG動態デザイン部 ユニットリーダー 田口郁也)