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お気に入りのモノを紹介します。
版画やシルクスクリーン制作時に、試し刷りとして不要になったヤレ紙たち。それら廃棄予定の紙をまとめて作ったメモ帳です。
制作したのは武蔵野美術大学のグラフィックアーツ専攻の皆さん。有志でグループ展を行うにあたり、制作時に出るヤレ紙をもったいないと感じ、展覧会にあわせて制作したそうです。この取り組みに共感できる点として。
① 廃棄予定の紙をリユースしている。
② 試し刷りされた紙をランダムに束ねているので、一冊一冊にオリジナリティがある。
③ ヤレ紙の中には先生方のレアな試し刷りも含まれていて、ガチャ要素がある。
④ 何より芸術性が高い。
廃棄予定の紙を活用する社会性の観点はとても重要ですが、そこにオリジナリティや希少性、芸術性も加わり、美術に関わる学生ならではの素敵な取り組みだと感じています。紹介してくれたのは履修生にあたる学生の方。そうした方々から様々な情報を共有いただくことで、とても刺激を受けています。
ちょっとしたアイデアで、日々の生活に素敵な彩りをもたらす。デザインにとって大切なことだと感じます。
(CMFG動態デザイン部 / 経営戦略部 シニアディレクター 井上弘介)