3か月前からサーフィンを始めた。というのもテレワークが導入され思い切って学生のころから住んでみたいと思っていた方面に住んでいるからだ。始めた動機は単純で、海が近いのでせっかくならやってみるか、くらいで始めた。

やり始めてまだ日は浅いがやってみて気づいたことは、うまく板を走らせるには波に対して力でコントロールするのではなく、波と調和していく感覚に近いということ。タイミングが合うと勝手に板が走り出してくれる。他のスポーツとは違うこの独特な感覚に魅了されている。

仕事を始めたての若いころ、プロジェクトは水のようだと思っていた時期がある。波風無くスムーズに進んでいるように思えても、予期せぬコメント一つで大荒れになる。かたちがなく、コントロールするのも難しく、変化に富んでいるさまからそのように思っていた。

最近では何か反発する力によってコントロールするというよりも、きれいな流れを作るために自分が調和していくことで、うまくかたちづくっていくようなスタイルが自分に合っている気がする。そのようなことを思う日々です。

（プロダクト動態デザイン部　ユニットリーダー　西野 雅弘 ）