蜻蛉(かげろう)は「散歩するように空を飛べる道具」をイメージして製作したプロトタイプ。
トンボのような空中で制止ができる虫は、その際に羽を真下に向けて複雑な動きで羽ばたいている。
この動きを参考にして、3対の羽を同心円状に均等に配置することで単純な駆動動作でも空中で制止することが可能になり、かつそれぞれの羽の羽ばたき角をコントロールすることで移動も可能になる構造を考えた。
羽ばたき機構は様々な形状を試作し、実際に飛ばす実験も行った。
原型となった形状は、直線的でなく複雑で面白い飛び方をした。その様から「蜻蛉」と名付けた。
Photo.1-2:広島県立美術館での展示の様子
Photo.3:検討段階では様々な羽ばたき機構を試作した
Photo.3:検討段階では様々な羽ばたき機構を試作した


