JR新宿駅サイン計画
1989
新宿駅サイン計画は、膨大な情報を、統一的な造形モチーフと表示システムで整理し、適切な場所で必要な情報を体系化し、自動改札機・什器備品類も整え、わかりやすく快適な駅空間を実現した。
鉄道というもっとも身近で日常的な公共交通機関において、サインは、利用者の行動指標となる情報を提供するとともに、駅空間の良質な環境イメージを形成する役割を果たし、事業者と利用者や地域生活者とのコミュニケーションツールとして機能してる。
ここで設定したサインシステムは、その後いくつかのケーススタディを経て、JR東日本の標準デザインとなり、現在、ほとんどの東日本国内の駅空間に展開されている。
また、自動改札機類の他にゴミ箱もデザイン対象とし当時主流であった広告付きを廃止した。
Station premises were changed for easier use by rearranging directory signs and furniture. The change was implemented by employing systematically color coded and laid out signage for their use in all stations in common.
1989年 SDA大賞・通商産業大臣賞受賞
領 域:サイン計画(GKグラフィックス+GK設計)
施 主:東日本旅客鉄道株式会社
業務内容:サインシステム設計、サインデザイン
領 域:什器設計(GK設計)
施 主:JRメカトロニクス
業務内容:自動改札機・什器備品類の設計
鉄道の復権