ニュース

2025.10.15

 GK設計が、デザインを担当した、「富山市ブールバール広場再整備」が2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。ブールバール広場は、富山駅北口の全長約420m、幅員約30mの街路空間で、広場条例を活用することで通常では難しい多くの賑わいの仕掛けや、街路空間で公園のようなオープンスペースが実現しました。


<審査委員の評価>

 コンパクトで歩いて暮らせるまちづくりを推進する富山市の、着実な歩みと、時代や場所に応じた手法の選び方には、目を見張るものがある。南北LRTの接続を経て、駅北から富岩運河環水公園までのブールバール広場を再整備することで、賑わいの隔たりを繋いでいくのが本取り組みである。舗装や植栽で道路の高質化を図るとともに、ファニチャなどは常設にこだわらない軽やかなデザインで条例やエリマネと組み合わせて実現されている。

 商業の中心である駅南側市街地とは異なる考え方が採用されるとともに、現代的な整備の考え方でもある。

 歩道幅員の広さを活かしてグリーンスローモビリティを導入していることもユニークで、日本初の本格的LRTとして2006年に開業した富山ライトレールに対して、思い切って遅い交通を導入しているなど、位置づけが明確である。これからも、交通とまちと仕組みのデザインで地方都市をリードしてくれることを期待したい。


領  域:環境デザイン

事業主体:富山市 

基本設計、SF等詳細設計:GK設計 

実施設計:NiX JAPAN 株式会社


▶︎ プロジェク紹介トページ

▶︎ グッドデザイン賞公式HP(外部リンク)


グッドデザイン賞とは

1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、 日本を代表するデザインの評価とプロモー ションの活動です。 国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、 暮らしの質の向 上を図るとともに、 社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、 毎年実施されていま す。 受賞のシンボルである 「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。 


写真:上から1、2、4枚目/ 株式会社GK設計

   上から3枚目 / NiX JAPAN 株式会社 






「富山市ブールバール広場再整備が」が2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。

2025.10.15

2024.10.1

ビル名称変更のお知らせ

この度、弊社が入居しておりますビルの名称が、下記の通り変更となりましたのでご案内申し上げます。

誠にお手数ではございますが、弊社住所をご登録されている場合は、ご変更いただきますようお願い申し上げます。


◼️ビル名称

 【新】Daiwaプレイス目白

 【旧】ヒルサイドスクエアORE


◼️変更後の住所

  〒171-0033

  東京都豊島区高田3丁目37番10号

  Daiwaプレイス目白4階

  ※所在地、電話番号・FAX番号の変更はございません。


◼️変更日

  2024年10月1日(火)

「御堂筋ほこみちベンチユニット プロジェクト」が2025年度グッドデザイン賞を受賞しました

 GK設計がベンチデザインを担当した「御堂筋ほこみちユニットベンチ プロジェクト」が2025年グッドデザイン賞を受賞しました。

新たな道路空間活用制度「ほこみち」に認定された御堂筋における、これからの街路空間のための什器ユニットです。

台形や菱形の本体や木製の座面パーツのレイアウト次第で、フレキシブルで多様な使い方が可能な滞留空間を作り出します。

 また「御堂筋チャレンジ」という社会実験での数年に及ぶ配置検証や、維持管理の区分を明確にするパーツ構成、いたずら対策、都市景観との調和なども検討し、常設ながら心地よい滞留空間を御堂筋で実現しました。


<審査委員の評価>

 御堂筋の「車から人へ」の転換は、大阪市民に「歩いて楽しい街とはこういうことか」を分かりやすく伝え、実感するすばらしい取り組みだ。しかしながら、取り組みは時間が掛かる。様々な実証実験と並行して工事が行われ、周囲の街も変化してゆく。その変化に丁寧に対応するベンチだという。御堂筋にとって最適解であろう。

 小さな取り組みではあるが、御堂筋の変化をしっかりと支えている。市民の要望に、スマートに応えているデザインだ。


領  域:環境デザイン

施  主:一般社団法人ミナミ御堂筋の会

協  働:株式会社地域計画建築研究所(アルパック) /

     株式会社オリエンタルコンサルタンツ /  

     中央コンサルタンツ株式会社 /

     GK京都  

監  修:嘉名光市 / 山口敬太

製  作:OSHIROX / 有限会社田中製作所

業務内容:ストリートファニチュアの詳細設計


▶︎ プロジェク紹介トページ

▶︎ グッドデザイン賞公式HP(外部リンク)


グッドデザイン賞とは

1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、 日本を代表するデザインの評価とプロモー ションの活動です。 国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、 暮らしの質の向 上を図るとともに、 社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、 毎年実施されていま す。 受賞のシンボルである 「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。 


写真:株式会社GK設計






2023.10.11

2023年グッドデザイン賞  受賞のお知らせ。

街路灯「unis-Lighting Orchestration」

受賞:グッドデザイン賞

<受賞対象の詳細>

人と、地球と、社会により添い、街の景観に調和するデザインと、やわらかな灯りによる心地よい屋外公共空間を創り出す街路灯。多様な光環境構築のための調光調色・スケジュール制御や、停電時にも安全に街を照らす防災機能、廃棄される自社製品を回収し再生利用するものづくりなど、サスティナブルな次世代の街路灯を目指しました。


<評価ポイント>

街路灯のLED化が進むなか、眩しさを抑えた環境調和型のやわらかな灯を目指して、丁寧かつ大きな視座で具体化されている。交換撤去された自社灯具を回収・再利用する製造サイクルから生まれる当該プロダクトは、強い主張は抑えたミニマルデザインで完結していて、コンセプトを誠実に反映したシリーズとして開発の意図が伺える。3つの照明タイプは適材適所に合わせて「専用の灯りを放つ個性」として構造的にそれぞれデザインされている事が評価された。


事業主体:岩崎電気株式会社

業務内容:商品開発(コンセプト構築、照明プロダクト、ロゴ等)

写真撮影:岩崎電気株式会社


▶︎ プロジェク紹介トページ

▶︎ グッドデザイン賞公式HP(外部リンク)



次世代型路面電車システム「芳賀・宇都宮LRT」

受賞:グッドフォーカス賞[地域社会デザイン]

<受賞対象の詳細>

本システムは,都市の持続可能な発展のために必要となる「社会」「環境」「経済」の3つの構成要素を前提としたまちづくりを象徴するモビリティであり,都市の歴史や風土を未来に継承することを主眼としたトータルデザインコンセプトを導入し,まちづくりと一体となった整備を推進している。


<評価ポイント>

この地に多い雷は、稲妻という言葉があるように、稲の生育を促すことが知られてきた。ゆえに誇りを持って「雷都」と自身を呼んできた。こうした地域性から生まれたカラーやロゴマーク、ネーミングを、車両やインフラだけでなく、市民向けのプロモーションにも活用することで、市民路線としての醸成に活用したストーリーに感心した。行政とデザイナーが一体となった展開は、モビリティはそれ自体が目的ではなく、まちづくりの手段のひとつという立ち位置をわきまえたものであり、共感できるものである。


事業主体:宇都宮市・芳賀町・宇都宮ライトレール株式会社

協  働:GKインダストリアルデザイン、GKグラフィックス

業務内容:VI、車両、停留場等のトータルデザイン


▶︎ グッドデザイン賞公式HP(外部リンク)



photo by Yo Hashimoto

2023.8.26

芳賀・宇都宮LRT「ライトライン」開業のお知らせ。

雷都を走り抜ける「芳賀・宇都宮LRT」トータルデザイン

 8月26日に芳賀・宇都宮LRT(栃木県宇都宮市、芳賀町、宇都宮ライトレール株式会社)が開業しました。全路線が新設となるLRT(※)は国内初で、「宇都宮駅東口」から鬼怒川を渡り、「芳賀・高根沢工業団地」までを結びます。このLRT事業において、VIから車両、停留場等のトータルデザインを、GKインダストリアルデザイン・GKグラフィックスの協力のもと、GK設計が担当しました。芳賀・宇都宮LRTは、車社会からの脱却を目指し、環境やバリアフリーにも配慮した、未来のスーパースマートシティ実現化の基軸として位置付けられています。


※LRT:Light Rail Transit(ライト・レール・トランジット)」の略で、日本では「次世代型路面電車システム」と呼ばれる。LRT走行専用レーンの軌道が整備されており、定時制が保たれ、高頻度の運行が可能。各種交通との連携に優れ、低床式車両の活用で乗降がしやすいなど快適な乗り心地が特徴。

photo by Yo Hashimoto

 トータルデザインコンセプトは「雷都を未来へ」。芳賀・宇都宮の豊かな風土を生み出している稲妻や稲穂、そしてこの地域の異名「雷都」というキーワードのもと、コンセプト策定から参画しました。「LIGHTLINE(ライトライン)」という愛称が付けられた車両では、シンボルカラーの黄色とダークグレーを用い、雷の光や先進性を感じさせる流線型のデザインを採用。ユニフォームもこのカラーを基調としています。さらに、地域の資源や産業とデザインとを融和させ、停留場には地場産材を使い、車両内装には宇都宮の伝統工芸・宮染をイメージしたブラインドなど、この土地の要素を織り込みました。地元の方には馴染み深く、また観光客には芳賀・宇都宮の魅力をPRする両面を兼ねています。

photo by Yo Hashimoto

 またGKは、地元市町民のLRTによる“まちの未来を考える意識づくり”にも注力しています。地域住民がLRTの存在を知り、それをまちの誇りと感じてもらえるような市民参加企画の立案に取り組みました。公募アンケートで車両デザイン案を選定してLRT新設を周知し、また各停留場の壁面デザインは、地元デザイナーと沿線の住民によるワークショップを行って製作されています。それぞれのデザインプロセスに触れてもらうことで、まちづくりの意識を高めるきっかけを創出しました。目に見えるデザインだけではない、地域のアイデンティティ、意識づくりと誇りを育む要素もトータルデザインの一環として、今後ますます重要になると考えます。

photo by Yo Hashimoto

2023.6.27

MUFGパーク

2023年6月26日にMUFG PARKがオープンしました


「MUFG PARK」は、三菱UFJフィナンシャル・グループが持続可能な環境・社会の実現に向けた取り組みの一環として、西東京市に保有する施設を一般利用が可能なMUFG PARKとしてリニューアルオープンした施設です。


GK設計は、プレイスメイキングの一環として、近隣の東京都立田無工科高等学校協力のもと「私たちの居場所をつくる仮設の道具」をテーマに、ワークショップを行い、パーク内でイベント時に活用する可動ユニット「BB(ボックスベンチ)」を製作しました。

※現在微調整中で7月末頃完成予定


「BB(ボックスベンチ)」は、組立式のワゴンや屋台、テーブルやスツール、パラソル等を収納したボックスベンチで、「動く」ことでパーク内でのさまざまなイベントや利用空間の多様なニーズに応え、BBを中心にパークに賑わい空間を提供します。



施主:三菱UFJフィナンシャル・グループ

製作:インターアソシア

協力:東京都立田無工科高等学校

業務ワークショップ、設計、制作指導


▶︎ MUFG PARK(外部リンク)


動いて、座って、かたちが変わる

「BB(ボックスベンチ)」

PARKのオープニングの受付として活用

BB移動時

組み立てスツール

BB収納時

東京都立田無工科高等学校学生ワークショップ

試作品の製作と検証(保谷第二小学校にて)

MUFG PARKのオープンに向けて製作(ワゴンユニット)

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