岐阜市 公共サイン計画
2002-2007
岐阜市の歩行者サインは、魅力ある街並みと調和しながら、岐阜の灯り文化を象徴する照明や岐阜の伝統色である「藍色」により岐阜らしさを表現している。岐阜市の個性を引き立たせる象徴的なデザインを目指した。また、サインと同じデザインでハンドブックを作成し、観光客がわかりやすく街を回遊できるように配慮してる。
●歩行者-自転車-バスの繋がりを考慮した案内システム
岐阜市街地は広く、施設も散らばっており、これらを全て線条に案内することは難しい。岐阜のサインは駅前や岐阜公園等多くの人が集まる場所を起点として広く案内し、交差点等に周辺案内図を配置し面的に案内する。さらに、広い市街地を移動するにはバスや自転車を利用することが必要であり、それらに考慮した案内誘導も必要となってくる。そこで、それら異種交通をスムーズに連携したシステムを構築した。
●岐阜市歴史サインは、岐阜市の加納城の城下町や宿場町として栄えた歴史的な背景を持つエリアとして、歴史的な景観にふわさしいデザインとするため、耐久性が高く、エイジングがある石材を用いていた。地図表示の地色は、岐阜市歩行者サインと同様「藍色」を使用し、書体は歴史性を表現する明朝体を採用した。歴史サインは、地元住民から長く愛されるサインを目指し、岐阜の灯り文化を表現するロウソクや、地場産の和傘を設置できるデザインとした。
また、サインにベンチを取り入れ、まちなかを積極的に回遊してもらうことを想定している。
岐阜市公共歩行者案内サイン | 2002
岐阜チャリレンタサイクルシステム計画・グラフィックデザイン | 2004
岐阜市歴史サイン | 2007
領 域:公共サイン
施 主:岐阜市
業務内容:サインデザイン、実施設計
交通連携 わかりやすく街を回遊できる仕組み
都市サインと同じ共通マップによる回遊マップ
岐阜市歴史サイン
岐阜チャリ レンタサイクルシステム計画