JR浜松駅北口駅前広場 改修計画
2002
JR浜松駅北口駅前広場改修計画は整備後20年を経て、部分的改修工事の繰り返しによりまとまりや親しみやすさをなくした空間を、浜松の顔として一体的に整備再生する計画。
単なる移動や通過点ではなく、市民や来街者が集い憩うことんできる出会いのある駅前広場空間が求められたため、改修後の運用なども含めた市民意見を抽出し、市民のための広場とは何かを設定し反映した。
既存シェルターの基礎と支柱を活用し、コスト縮減と廃棄物の発生抑制を図る改修方法とした。屋根部に関しては透明感のある軽快な構造と明るい色彩を設定し、見通しのよい空間を創りだした。
また、多機能の市民ステージを設定 活用されていなかった既存の花時計を移設し、噴水や演出照明など多様な機能を持つ市民コンサート用のステージを設定した。
背面のガラス遮音壁により車 道騒音を遮断しながら、視線を通す広がりのある空間の連続性を確保した。
土木学会デザイン賞2007 優秀賞
領 域:交通環境
施 主:浜松市
業務内容:基本設計 / サイン計画 / 実施デザイン監修
市民のための場 街の玄関をつくる