広島県広島市南区
■プロジェクト期間
2015〜2020
■事業主(施設指定管理者)
公益財団法人ひろしま産業振興機構
広島県商工労働局商工労働総務課
■プロジェクト推進体制
公益財団法人ひろしま産業振興機構
広島県商工労働局商工労働総務課
広島県土木建築局営繕課
広島アートディレクターズクラブ
株式会社GKデザイン総研広島
株式会社大昌工芸
株式会社伏光組
■GK-DSH業務範囲
リニューアル全体計画・実施設計
展示計画・出展企業コーディネート
関連広報物デザイン
インテリアデザイン・実施設計
会場デザイン・関連広報物デザイン
産業交流の場のリニューアルデザイン
■プロジェクト推進体制
公益財団法人ひろしま産業振興機構
広島県商工労働局商工労働総務課
広島県土木建築局営繕課
広島アートディレクターズクラブ
株式会社GKデザイン総研広島
株式会社大昌工芸
株式会社伏光組
広島県広島市南区
■プロジェクト期間
2015〜2020
■事業主(施設指定管理者)
公益財団法人ひろしま産業振興機構
広島県商工労働局商工労働総務課
■GK-DSH業務範囲
リニューアル全体計画・実施設計
展示計画・出展企業コーディネート
関連広報物デザイン
インテリアデザイン・実施設計
会場デザイン・関連広報物デザイン
広島県立広島産業会館 リニューアルプロジェクト
現在の広島産業会館は、主に、出展者が商品の展示を通じて来場者に正確な商品情報を伝えることで、新たな販路の開拓やマーケティングを促す場となっています。しかし、近年はインターネットによる情報の提供や収集が進んでいるため、展示会場では「ヒト(出展者)」「モノ(商品や技術)」「情報(消費者動向)」などの交流促進を通じて、効率的で効果的な商談(ビジネスマッチング等)を如何に行うかがより重要になってきています。 このため、この本リニューアル計画では、ストレスのない交流促進や効率的な商談ができる新たなコミュニケーションメッセを目指して、以下の3つの点にフォーカスしながら、産業会館の本館・東館・西館そしてそれらをつなぐ外構のそれぞれにおいてリニューアルを推進しています。
1.施設リニューアルによる展示場の利用促進
2.産業振興のための事業者交流を促す新たな環境づくり
3.広島の産業振興の拠点としての新たな取組み
1.施設リニューアルによる展示場の利用促進
■展示館利用者及び来訪者の心地よい利用を考えた施設リニューアル
本館・東展示館の外装は展示空間に相応しいホワイトキューブを与件としてリニューアルしています。これにより、施設は屋外イベントや告知情報(図)を引き立てる背景(地)となります。また、展示を開催する人や訪れた人が高揚感を持ってこの場を利用できるよう、エントランスサインをMESSE HIROSHIMA として改めている。全体的には開放感のある心地よい施設づくりを目指しています。
■広島の企業が共有する常設展示(広島BOX) ー多くの人が訪れる西展示館ロビーを有効活用した県内産品の紹介展示ー
県内の産業製品情報の発信と新たなコラボレーション等の産業交流を促すため、既存の県産品コーナーを見直し、多くの人が訪れる西展示館のロビーに「広島BOX〜メイド・イン・ひろしまギャラリー」を設けています。また、展示を更新した後も、これまで展示したすべての情報を提供できるようにパンフレットを作成し、ギャラリーやその他の場所で配布しています。
2.産業振興のための事業者交流を促す新たな環境づくり
展示関係者から要望されていた商談スペースと、地元の新たなモノづくりを促進する企業とクリエイターの交流の場(クリエイティブ・カフェ等の開催の場)を設けるため、本館の食堂の一部を「C-Lounge」としてリニューアルしました。また、このラウンジは来訪者が県内企業の製品や県内在住のクリエイターのデザインや作品に自然に触れることができるよう、入り口周辺にクリエイターが手掛けた製品パッケージやポスター等の展示コーナーを設けており、テーブルや椅子は県内企業のマルニ木工の製品を使用しています。
(現在、展示コーナーは広島アートディレクターズクラブの優秀作品を展示している)
3.広島の産業振興の拠点としての新たな取組み
産業会館では、「広島BOX」出展企業とデザイナー・クリエイターが交流するものづくりトーク・サロン「クリエイティブ・カフェ」を定期的に開催しています。このトーク・サロンは、これまで行われた地場産業とクリエイターのコラボレーションの取り組み事例を紹介しながら、そこでの課題や展望を共有し、参加者がそれぞれ抱えている事業を次のコラボレーションに繋げるきっかけをつくることを目的としています。