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石川慶文氏 講演会
「Canon Industrial DesignのDNA-和魂洋才-」

今回のP-Roomセミナーは、1937年の創業から今日まで79年にもわたる歴史を持つCanonのデザインとその根底にあるDNA–和魂洋才–をテーマに講演をいただきました。
まず、石川所長より、Canon初の製品となる「ハンザキヤノン」に始まるカメラのデザインの歴史に様々なエピソードを交えてCanonデザインのDNAを紹介されました。続いて、堀越室長より、医療機プロトタイプ開発におけるデザイン思考の実践と考え方を、また、島村室長からは、最新モデルのプリンターPIXUS TS9030/8030を中心にデザインのこだわりを解説していただきました。
今回は、開催前からミニュチュアカメラの展示品をご提供いただき、当日はリオオリンピックで活躍したデジタルカメラEOS-1DX markIIやプリンターなどの実機を持ち込んでいただくなど、デザインに対する熱意と誠意のこめられた講演に参加したGKメンバーは共感するとともに大いに刺激を受けました。

石川 慶文(いしかわ よしふみ)
キヤノン株式会社 総合デザインセンター所長
1961年生まれ。1984年、キヤノン株式会社入社。カメラ、ビデオのデザインを数多く手がける。1998年、キヤノンUSAに赴任、シニアビジネスプランナーとしてWEBビジネスなど新規事業の立ち上げを行う。帰国後、アドバンスUIデザインマネージャーを経て、インターフェースデザインの部門長を担当。2012年に総合デザインセンターの所長に就任。製品デザインを総括するとともに、デザイン部門の役割を社内に積極的にアピールし、事業テーマの早期提案や将来ビジョン活動に参画。キヤノングループのデザイン関連分野とコーポレイトデザイン支援活動を総括。