三宅一生様のご逝去の報に接し、謹んで哀悼の意を表します。
三宅一生様は、GK創立当初からご縁があった素晴らしいデザイナーとして、時代は変わっても我々の心に存在し続けています。 特に榮久庵会長が晩年に 「道具寺道具村構想」 を打ち立てた2005年、活動の衣服として作務衣のデザインを自身が三宅様に依頼し、 この究極のリクエストに ISSEY MIYAKE の A-POC という手法で応えてくださいました。 布地一面に様々な 「道具」 を配置して道具世界を織り込んだ、世界でたったひとつの作務衣を創られました。 阿吽の呼吸でしか生まれなかった貴重な作品として、これからも大切に語り継いでいきたいと思います。