夜光虫という微細な発光生物にヒントをえたオブジェクト。
刺激を受けたら興奮して光る。
刺激を取り去ると穏やかに興奮が冷めていく。
そんな簡単な仕組みをもった「むし」を無数に埋め尽くしたもの。
数百の群れは人間を楽しませるすべを心得ているかのように振舞う。
波長が人間の存在を写し、人間が自己の存在の証を道具に見る。
虚空であったはずの道具と人間の空隙が「氣」で満たされる感覚。
プライベートルームに、ストリートに「atmosphere」は「いきもの」の気配を漂わせる。
