HIROBO LIVE FACTORY
産業観光の拠点となる新社屋のデザイン
広島県府中市の主要企業であるヒロボーは、ものづくりのまちが進める「産業観光」の拠点づくりと自社ブランド価値の向上を目的に、新社屋「ヒロボーライブファクトリー」を2006年に開設しました。主力製品であるラジオコントロールヘリコプターや、ヤマハと共同開発した農薬散布用産業ヘリは世界シェア No.1 を誇り、近年は自律制御システムを搭載したロボットヘリの開発にも取り組んでいます。府中市街を一望する高台に建つ新施設は、研究・工場棟に加え、飲食や展示を楽しめるギャラリー&レストラン、子どもたちが飛行模型を遊ばせられる青空広場やヘリポートなど、ものづくりと来訪者が自然に交わる複合空間として計画されました。工場見学では組立工程を間近に見ることができ、展示ギャラリーでは模型飛行機やラジコンヘリに触れられるなど、企業の技術や歴史を体験的に理解できる内容となっています。
施設全体は、ヒロボーが掲げる「空への夢」と高台の立地を象徴するように、「空・光・街・モノ」が連続するガラスの廊下(Sequence Structure)を軸に構成され、その中心には象徴空間であるスカイボーイギャラリーが配置されています。さらに、社員と来訪者が緩やかにつながるためのコラボレーションホールや広場など、さまざまな“Live Point”が施設内外に点在し、ものづくりイベントやワークショップなどを通じて、高い経験価値を提供する場となっています。工場を地域にひらくこの取り組みにより、来訪者の増加が課題であった府中市に新たな交流人口を生み出し、遠方からの誘客にもつながる産業観光の拠点として機能しています。
CATEGORIES
TIMELINE
2004-2006
CLIENT
ヒロボー株式会社
AWARD
2007年度 (財)中国緑化センター会長賞
2008年度 中国経済産業局長緑化優良工場賞
第6回 ひろしま建築文化賞 優秀賞















