しょうゆ卓上びん
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1961年の誕生以来、今日まで変わらぬデザインが世界中の食卓で親しまれている。工場から出荷された容器をそのまま食卓で使える。切れの良い赤い注ぎ口は黄色のロゴとともに醤油の色と見事に調和し、食卓の風景を変えた。
→GKグラフィックス webサイト
電子オルガン 「T型」
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1960年代になると音楽の愛好が一般化し、家庭でも使いやすいデザインの鍵盤楽器が開発された。演奏人口の裾野が広がるに従いプロの演奏家も増え、ステージ用モデルも開発された。これらにともない音楽振興にも力が注がれた。この時代には本格的レジャーも開花して、それをうながす製品とデザインの開発も進んだ。
(出典:GK Design 50years 1952-2002 デザイン世界探求)
自転車 「ピアス・アロー・スポーツ」
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1960年代へと時代が移ると自転車も、運搬の使役の具から乗用の具へと解放され、いかにも軽快なデザインが明るい生活の到来を告げた。
(出典:GK Design 50years 1952-2002 デザイン世界探求)
道具論研究 : 住居都市
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1960年初頭、GK建築の原点である「道具論研究」を基礎に、道具を空間化し住居を軸とした人間中心の都市を生み出す〈住居都市〉が提案された。
これは構成単位である住居をシェル構造に構成し、その内部は公共空間を形成するものであった。エネルギーの供給や、給排水など固定されたインフラから開放された未来の道具群は自在なネットワークを持った生活環境を可能にする。自律可能な現在の技術をもって、〈住居都市〉を再構成することで、日本人にとって豊かな暮らしとは何かを問うとともに、超高齢化や自然災害、エネルギー問題など、現代社会の矛盾に柔軟に適応できる軽やかな住居のあり方を考えたい。
道具論研究 : カメノコ住居
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寝室、個室、厨房、浴室など機能空間をユニット化し、連結して居住空間を形成する増殖可能な住居。
(出典:GK Design 50years 1952-2002 デザイン世界探求)
モーターサイクル 「DT-1」
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1960年代へと時代が移ると生活に豊かさが目に見えて増し、人びとはモーターサイクルにも目的に応じた多様化を求めるようになった。
(出典:GK Design 50years 1952—2002 デザイン世界探求)
装置広場の提案
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道具によって都市に新しいコミュニケーションの核を形成する研究。デッキも工場生産による鉄製で、「人工大地」の概念はこのとき生まれた。
(出典:GK Design 50years 1952-2002 デザイン世界探求)