水の都の“川辺のまち並み”をつくる

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水の都ひろしまの公共空間有効活用プロジェクト

■プロジェクト概要

1.水の都ひろしまの再生を目指して元安川の河岸緑地の有効活用を想定した仮設の社会実験を行う。

2.好評だった元安川の仮設の社会実験を受け、京橋川の河岸緑地で常設の社会実験に取り組む。

3.元安川・京橋川の河岸緑地の有効活用を実現し、2つの河岸緑地のライトアップに取り組む。


■主な受賞

広島市パラソルギャラリー&カフェ整備事業

― SDA準優秀賞/都市環境デザイン会議JUDI優秀賞

― ひろしま街づくりデザイン賞  水の都ひろしま部門賞

広島市京橋川「水辺のオープンカフェ」

― 第11回日本計画行政学会  優秀賞

広島市ひかりの空間整備事業

― グッドデザイン商品部門パブリックユース 照明普及賞・優秀施設賞

 広島市元安川/京橋川河岸緑地


■プロジェクト期間

1999〜2017


■共同事業主

元安川河岸緑地有効活用実行委員会

(広島市と関係5団体で構成)

上幟町東・京橋川水辺のまちづくり委員会

(広島市・町内会・関連7団体で構成)

水の都ひろしま推進協議会

(有識者・関連6団体・国・県・市で構成)

公募オープンカフェ事業各社


■プロジェクト推進体制

広島市関係各課

広島県関係各課

株式会社都市環境研究所 広島事務所

株式会社GKデザイン総研広島


■発注者

広島市


■GK-DSH業務範囲

公共空間有効活用計画検討策定

社会実験の推進

ランドスケープデザイン

 広島市元安川/京橋川河岸緑地


■プロジェクト期間

1999〜2017


プロジェクト推進体制

広島市関係各課

広島県関係各課

株式会社都市環境研究所 広島事務所

株式会社GKデザイン総研広島




共同事業主

元安川河岸緑地有効活用実行委員会

(広島市と関係5団体で構成)

上幟町東・京橋川水辺のまちづくり委員会

(広島市・町内会・関連7団体で構成)

水の都ひろしま推進協議会

(有識者・関連6団体・国・県・市で構成)

公募オープンカフェ事業各社


■発注者

広島市


■GK-DSH業務範囲

公共空間有効活用計画検討策定

社会実験の推進

ランドスケープデザイン

1.元安川河岸緑地の仮設の社会実験(元安川パラソルギャラリー&カフェ)- 水の都ひろしまの公共空間有効活用の第一歩


河岸緑地を民間事業者に解放し、市民や来訪者が憩える川辺をつくる水の都ひろしまの取り組みは、この仮設の社会実験を契機に始まりました。実験中に行った市民アンケートでは反対意見は無く、川辺のカフェを望む声が多くあったため、この取り組みは、京橋川の河岸緑地における常設の社会実験へと発展することになりました。そして、その結果を経て元安川にも常設のカフェテラスがつくられ、現在では多くの観光客が憩う場となっています。

2-1. 京橋川右岸の都市環境調査/河岸緑地の区画利用(常設)のルール策定


京橋川の右岸には、現在も民地と河岸緑地が一体となった「都市の縁側」としてのたおやかな環境がありました。このため、この計画では周辺の都市環境調査を行うとともに、ホテルのレストラン等と河岸緑地が一体になった地先型のオープンカフェと河岸緑地を個別に区画利用するオープンカフェの仕組みについて検討し策定しました。


2-2. 京橋川右岸の河岸緑地を有効活用した社会実験


区画利用の公募を広く行い3社を選定し、2005年に日本初の民間事業者による公共空間の有効活用がスタートしました。

2-3. 京橋川河岸緑地の地先利用(常設)のルール策定


先行して進められていた地先利用は、管理道を除く最大利用範囲と利用料金を定め、改めて社会実験としてスタートしました。



3-1. 元安川河岸緑地のライトアップ ー元安川ひかりの空間整備事業 (2000年デザインコンペ)ー


周辺に平和記念公園や世界遺産の原爆ドームがある元安川は、8月6日の平和記念式典の夜には、犠牲者を弔う灯籠流しが行われます。またこの川の河岸緑地は宮島と平和記念公園を結ぶ世界遺産航路の発着場があり、平和大通りと都心の繁華街(紙屋町)をつなぐプロムナードにもなっています。このため、この河岸緑地は、2000年のデザインコンペを通じてライトアップされることになりました。そしてその灯りは、灯籠流しの灯りの背景となる「鎮魂の灯り」と、広島の水辺らしい「清らかな賑わいの灯り」の両方を感じるデザインになっています。

3-2. 京橋川河岸緑地のライトアップ ー水辺のライトアップ先導地区基本設計ー


2017年に行った基本設計では、京橋川の「都市の縁側」と連続する木陰の緑道(プロムナード)の環境特性を活かした灯り、一体的な川中の灯りを考慮してデザインしています。そしてその基調となる灯りに、四季の変化やイベントによる灯りの変化を織り重ねたライトアップを検討しています。

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