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 広島県安芸高田市美土里町


■プロジェクト期間

2004〜2006


■共同事業主

広島県高田郡美土里町(現:安芸高田市)

美土里町商工会


■プロジェクト推進体制

高田郡美土里町役場企画課

13神楽団

白土建築設計事務所

株式会社オオバ

株式会社GKデザイン総研広島

株式会社間組(施工)


■受賞者

神楽門前湯治村


■GK-DSH業務範囲

神楽の丘公園の全体計画

神楽の丘公園のランドスケープ計画・設計

神楽殿、神楽ドームの計画・基本設計・実施設計

民俗文化を楽しむ中山間のまちづくり



■プロジェクト推進体制

高田郡美土里町役場企画課

13神楽団

白土建築設計事務所

株式会社オオバ

株式会社GKデザイン総研広島

株式会社間組(施工)


■受賞者 神楽門前湯治村




 広島県安芸高田市美土里町


■プロジェクト期間

2004〜2006


■共同事業主

広島県高田郡美土里町

(現:安芸高田市)

美土里町商工会


■GK-DSH業務範囲

神楽の丘公園の全体計画

神楽の丘公園のランドスケープ計画・設計

神楽殿、神楽ドームの計画・基本設計・実施設計

神楽の舞いと山間のもてなしを楽しむ神楽門前湯治村のデザイン

このプロジェクトは、美土里町と地元の13神楽団の協働事業により実現したものです。中山間地域で古から培われてきた民族文化を生きた資源とするこの事業は、13神楽団の紋を新たにデザインした神楽団のパンフレットや、農業の神のお稲荷様の使いと言われている狐のシンボルマーク、神楽の丘公園(現:神楽門前湯治村)全体の基本構想(ビジョン)を、関係者が一緒になって考えをまとめることからスタートしています。









○平成14年活力あるまちづくり総務大臣表彰

 (産業経済部門)

○平成17年地域伝統芸能大賞

○広島県中山間地域観光振興計画モデル事業認定

1. 13の神楽団が核とするまちの拠点づくり


 神楽の丘公園は、安芸高田市美土里町の気候・風土の中で育まれてきた民俗文化を地元にある13の神楽団の活動とともに広く発信する拠点となっています。神楽はもともと毎年の豊作を願って行われる農村地域の神おろしの神事で、その神事が今日では、地域の民俗芸能となり、中山間地域の多くの人々が祭りとして楽しむイベントとなっています。

 このため、その神楽を中心とした民俗文化を紹介するこの施設には、東側に神聖な場となる神楽殿と神楽ドーム(観客席)を設け、西側に地域の食材を用いた郷土料理や特産品を提供する飲食の場や宿泊施設、温泉施設などを設けています。

 現在、この公園は、13神楽団が定期公演を行い、周辺地域の神楽団を巻き込んだ競演大会を開催することによって、多くの神楽ファンがリピートする施設となり、聖と俗が一体となった民俗文化を楽しめるまちの拠点として発展しています。

2.神降ろしの舞の場となる様式と空間のデザイン


神楽ドーム(観客席)と神楽殿は陰陽五行説の東の色である青色の幕と神聖なる白色の幕で設えられています。神楽殿には天を現す天蓋と神の使いの狐のシンボルマークがあり、その屋根には神の社を現す千木と鰹木が設けられています。これらの設えは、この施設が自然神につながる神楽の拠点の場であることを現しています。

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