2010年2月18日(木)

サンジーブ・スィンハ氏講演会
「インドの夕べ」

サンジーブ・スィンハ氏講演会

スィンハ氏は、経営コンサルティング会社の代表として日印に渡る事業支援をされています。今回のセミナーでは、インドの現況はじめ、歴史、文化、哲学、政治、経済、教育を概観し、両国における事業展開の可能性について伺いました。スィンハ氏によると、インドと日本の性格は対照的で、相互交流を行なう上で課題はあるが、互いを補完し合える関係にある。特にエネルギー、インフラ、医療、教育、製造業などの分野ではパートナーとして高い可能性を秘めている、と言います。
後半は同社のマヤンク マトゥール氏より、インドのデザイン事情として、自動車やバイクの人気と求められるデザイン、開発が進む公共交通、環境技術を取り入れた現代的な建築物、政府の取り組みや教育などを紹介。さらに、日本のデザインが連携できるポイントなどを伺いました。

サンジーヴ スィンハ(Sanjeev Sinha)

サンアンドサンズアドバイザーズ代表取締役社長。インド工科大学カンプール校にて物理学修士課程を修了後、インドの大手製造業Godrej社に入社。Gentech社にて人工知能の研究開発に従事するために来日。その後、ゴールドマンサックス証券等にて金融のキャリアを積む。2008年に日印の架け橋となるコンサルティング会社サンアンドサンズアドバイザーズを設立。


マヤンク マトゥール(Mayank Mathur)

サンアンドサンズアドバイザーズスタッフ。シェフィールドハラム大学(英国)にてエンターテイメントソフトウェア開発の修士を取得。その後、タタ・エレクシー(インド最大の複合企業であるタタ・グループに属する)に入社し、ビジュアルコンピューティングやゲーム産業に従事し、2007年にタタ・エレクシー・ジャパンのゲーム産業のビジネス開発部長として来日。現在は現職にて自身の強みであるゲーム産業を中心に日印間のビジネスパートナーシップの構築に尽力している。