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鼎談「参加型デザインの明日」
山崎和彦教授 × 上平崇仁教授 × 柴田厳朗シニアディレクター

昨今のデザイン潮流のひとつ「参加型デザイン」をテーマに、オピニオンリーダーの山崎和彦教授(千葉工業大学)と上平崇仁教授(専修大学)をお招きし、GKDRIの柴田厳朗シニアディレクターを交えた3氏による鼎談を開催しました。
まず、柴田シニアディレクターが参加型デザインを概観しデザイナーの関わり方についての課題を提起。続けて、上平先生からはデンマークの事例を中心にCoDesignとは何であるかを丁寧にご説明いただき、山崎先生からは活動の幅を拡げつづける実践例から、デザインと学びの多様性についていろいろとご示唆をいただきました。
GKDRIは、GKが注力するデザインストラテジー領域を担うセクション。「人から始まるイノベーション」をミッションに国内外のプロジェクトに取り組んでいます。
本イベントの内容は、GKリポート32号2017年10月刊行「参加型デザインの明日」特集)に掲載する予定です。

山崎 和彦(やまざき かずひこ)
千葉工業大学知能メディア工学科 / デザイン科学科教授。
スマイルエクスペリエンス・デザインスタジオ・代表、Xデザイン研究所・共同代表。
京都工芸繊維大学卒業後、クリナップを経て、日本IBM(株)にてプロダクトデザインからWeb デザインまで多様なデザインとデザインコンサルティングを担当、2003 年日本IBM(株)ユーザーエクスペリエンスデザインセンター長(技術理事)。博士(芸術工学)、東京大学大学院博士課程満期退学。現在は、教育とHCD / UX やデザイン戦略に関わるコンサルティングに従事。

上平 崇仁(かみひら たかひと)
専修大学ネットワーク情報学部教授。
株式会社ACTANT デザインパートナー。人間中心設計専門家。
1972 年鹿児島県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻修了後、グラフィックデザイナー、東京工芸大学芸術学部助手を経て、2004 年に専修大学赴任。2012 年より現職。主に情報デザインの教育・研究に従事。近年は社会性への視点を強め、デザイナーだけでは手に負えない複雑な問題を人々の相互作用の中で創造的に解決し,新しい価値観を育てていくためのCoDesign( 協働のデザイン) の仕組みづくりについて取り組んでいる。

柴田 厳朗(しばた いつろう)
GKインダストリアルデザイン取締役。GK Design Research Initiative シニアディレクター。