神戸連節バスPort Loop  トータルデザイン


みなとまち、ポートループの新風景

2021

都心から再開発が進むウォーターフロントエリアへのアクセス向上と更なる賑わいを創出のための 新たな公共交通として導入された連節バスのトータルデザイン業務。

神姫バス株式会社を運行事業者とし、連節バスを用いた新たな路線「Port Loop」が令和341日よりが運行を開始した。GK設計では、グループ会社であるGKインダストリアルデザインとGK京都と共同で 神戸市を走る連節バスのトータルデザインを行なった。


PORT BLUE -みなとまち神戸の風景をうつし込む ひと・まちが輝く 新たな公共交通- 」 をデザインコンセプトに、みなとまち神戸の新たなシンボルの創出を目指した。 訪れた人にとって「わかりやすく」、「使いやすく」、「快適な」システムとするためにトータルデザインの観点から 車両や停留所デザインをはじめとする様々な周辺施設、アイテム等について一貫性のあるデザイン検討を行った。  

また、車両デザインでは、「神戸らしい進取の気風」を感じる乗り物として、 永続性の高いシンプルで美しいスタイリングとみなとらしいモチーフを使用しデザインを行った。 車窓からの風景や夜間景観の創出も意識し、 連節バスに乗ることで駅前からウォーターフロントへ向かう期待感を高め、 移動に価値を与えることで新たな公共交通を目指した。  

さらに、バス停留所やサインなどの環境デザインにおいても、 デザインコンセプトや車両デザインに連動するようにデザインを行い、鉄道の案内システムようなわかりやすさを目指し、 視認性の高いサインやデジタルサイネージ・バスロケーションシステムなどのサイン計画を行った。  

連節バスの名称やロゴマークについては、web投票を行い ポートエリアの循環つながりを意味する「ポートループ(Port Loop)」に決定した。 

ロゴマークデザインやサインシステム、イベントPRのためのチラシ・ポスターやウェブサイトやグッズなど の視覚的な情報も一括して計画した。


2021年グッドデザイン賞 受賞

  

領  域:公共交通デザイン

施  主:神姫バス株式会社

業務内容:車両内外装デザイン / シンボルマーク / 停留所のデザイン / スマートバス停筐体・画面デザイン / その他全体デザイン監修 GK設計+GKインダストリアルデザイン+GK京都)




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