2020
阪神甲子園駅西口広場
阪神甲子園駅西口と甲子園をつなぐ約100mの区間の広場再整備の設計業務。
広場は、シンボル性のある円形広場と歩行者動線であるトラックラインを中心に、両側に配置される施設や憩いの空間により構成されている。
円形広場は、甲子園駅西改札口、バス乗場、甲子園球場、近隣施設のスムーズな結節点として機能し、中心性のある円形広場は土手上のステージとセットで様々なイベントを想定した開放的な空間となっている。
一方、広幅員(26m)を確保したトラックラインをイメージした歩行者動線は、野球のシーズンの大規模な人の移動を受け止めて駅と球場をスムーズにつなぎ合わせる役目を持ち、日常時は両側のショップや休憩施設により憩いの空間となっている。
また、広場及び施設の共通のデザインコードとして甲子園球場のレンガのイメージを踏襲し、駅に降り立った瞬間から甲子園球場に来たというワクワクする高揚感を演出している。
植栽計画においては、既存の桜に加え西宮オリジナルの桜である「西宮権現平桜」や「夙川舞桜」を配置し季節感の演出を行なっている。
領 域:交通環境
施 主:阪神電気鉄道株式会社
業務内容:基本構想、基本設計、実施設計(広場設計、駅前シェルター設計、照明計画等)、全体デザイン監修
バスシェルター設計(阪急設計コンサルタント株式会社)
施 工:鴻池組・ハンシン建設特定建設工事共同企業体
甲子園球場との一体感 賑わい創出の駅前広場