2023

ブールバール広場再整備

Espace vent urbain(エスパス・ヴェール・アーバン)

ーまちの中の緑のスペースー


富山駅北口のブールバール広場の再整備業務。

整備は3ヵ年に分かれ、現在ZONE-AとBの2工区が完成。

ブールバール広場は、これからの都市空間は、まちの中の緑豊かな空間で、人々が思い思いに快適に過ごすことができ、さまざまな使い方に応じた居場所があるべきだ、というマイクロパブリックの考えのもと、再整備計画において幾つもの新しい試みが為された。



領  域:環境デザイン

施  主:富山市

基本設計、SF等詳細設計:GK設計

実施設計:NiX JAPAN 株式会社


▶︎ マイクロパブリック-公共空間の新しいカタチ(外部リンク)



マイクロパブリックによる沿道空間の再構築

公園のような「沿道空間」

沿道空間は、芝生や丘、デッキスペース、長尺ベンチ、タープなどが緩やかな曲線で組み合わさることで、画一的ではない公園のような多様性の空間を実現している。

また、沿道全体に緩やかに一直線で設置した長尺ベンチは、幅広い奥行によって縁側のようにくつろげる場であるとともに、イベント時の人の受け皿になる。







動く「箱ファニチャー」

一言で言うと「動く収納庫」であり、これからの都市空間に求められる「公共空間を使いこなすためのストリートファニチュアー」である。市民活動を支援する可動式の「箱ファニチュアー」は、好きな場所に移動し、「野点」のように場を設えることができる。イベント時に使う道具の収納場所を確保しつつ、「動く」ことで利用空間の多様なニーズに対応する。

夜間景観

照明計画は、連続した照明柱ではなく、リビングのようにくつろげる緩急のある落ち着いた夜間景観を目指した。

緩やかに全体を照らすハイポールのスポット照明や、

座っている人をほんわかと照らすシェード照明、

空間に連続性を与える床面のライン照明などを組み合わせ、

沿道全体の一体感と場所ごと空間の多様性を実現している。


風景を望む「橋上ベンチ」

立山風景の視点場となる橋上ベンチは、ブールバール広場のシンボル的な役割を果たす。また、ベンチは「あなたのための小さなな公共空間(マイクロパブリック)」の考えのもと、利用者が思い思いの場所にくつろいで利用できるよう多層的で変化のある空間構成を目指した。

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