Japanese / English
新たな総合性の時代

現代社会の暮らしは、さまざまな場面で新たな変革や課題に直面し、その解決には従来の枠組みを越えた視点が求められています。その中でデザインには、より幅広いイノベーションや問題解決を生み出す力として大きな期待が寄せられていると考えます。これまでGKデザイングループは、多様な分野にわたるデザイン力を活かして時代の要請に応えてきました。今後は情報技術や社会構造の変化によってますます複雑化する課題に対し、グループ内外のネットワークを活用して高い専門性と柔軟な視点を組み合わせ、新しい解決策を提供していきます。

そのためにGKデザイングループでは、60年以上にわたって築いてきた「プロダクト、モビリティ、環境、コミュニケーション」の各デザイン分野における専門性を深める一方、テクノロジーとデザインの融合による「インタラクションデザイン」や「デザインエンジニアリング」としての展開、そしてリサーチから提案までを一貫した発想力でつなげる「デザインストラテジー」にも注力していきます。これらの幅広い力を連携し、総合的かつ強靭な組織を創造してまいります。

創設者の榮久庵憲司がつくりあげた総合デザイン事務所としてのGKデザイングループの姿は、事業多角化のための総合ではなく「そもそも生活とは総合的なものである」という、人と社会への眼差しから生まれたものでした。そこには、目先の現象を越えた大局的な本来性に迫る視点がありました。こうした視点は現在につながり、分野を超えて問題を把握し、解決の道を切り拓く志向性として今も共有されています。私たちはこの原点を継承しつつ、新たな時代のなかで柔軟かつ迅速に、デザインを通じて産業、文化、社会に貢献していきたいと考えております。


田中 一雄 プロフィール     創設者 故・榮久庵憲司