column 日々、思うこと separate

2021.07.29

コラム

ガラパゴス化した私

「コロナ」という言葉、耳にタコができるくらい聞いてますよね。

「いつになったら普通に戻るんだろう」「普通って幸せななんだな」と思っている方も多いのではないでしょうか?

ちなみに私は、いつも思っています。

 

そんな中、緊急事態宣言を何度も受け自分自身の普通が知らぬ間に書き換えられているような気がしています。コロナ禍以前は、海外出張に行く機会が多く海外で外国の方と直接コミュニケーションをとる機会が多く、非常に恵まれた環境で仕事をしていました。そのため、異文化の方の考えや行動が自分のそれとは異なる場面に遭遇してもあまり違和感を感じないことが多くありました。

また、以前5年ほどタイに住んでおり妻もタイ人のため、異文化交流は仕事だけではなく家庭でも常に行われている今日このごろです。

 

こんな私が、先々月に妻の関係で外国籍の人たちが多く集まる場所に行った際、些細なことがきっかけで完全にコロナ禍に染まった日本人の価値観になってしまった!!とショックを受けた出来事がありました。

 

コロナ禍で1年以上ずっと日本に滞在し、様々なメディアで見る日本人視点の報道などを見ているうちに感覚がコロナ禍以前のものとは違うものになり、グローバルな感覚が少しずつ薄くなっている自分に気付いたのです。

 

ただIOTの急速な発展により海外の人とコミュニケーションが実際は増えている私が日本でガラパゴス化しているということは、世界の人の価値観もまた様々な状況下でバラバラに変化しているのではと考えるきっかけとなりました。

 

いろいろな人達が喜ぶデザインの形がCovid-19によって大きく変貌を遂げる時期なのかも知れません。

IOTは発展しているのに人の心はガラパゴス化していく、こんな反比例のような現象を捉えるには何をしていくべきなのか考えさせられます。

 

みなさんも些細なことで自分が変わっていると感じたことはありませんか?

私は自分を改めるため何かできないかと考えています。

少しでも刺激を自分に与えようと思い、ドリアンを食べてみました。

ただただ美味しかったです。その結果、現地で食べたときの情景や仲間の顔を思い出すきっかけにもなりモチベーションを上げることができました。

 

もし今の状況で自分がマイナスな方向に変化していると感じてっしまっていたら、何かしらの刺激を自分に与えてみてはいかがでしょうか?

でも過度な刺激は禁物ですよ!

 

( CMFG動態デザイン部 ユニットリーダー   片平 憲男 )