|
2008年5月20日、広島国際会議場で開催された栄久庵憲司デザイン講演会in広島は、250名を超える観客が集まり盛況のうちに閉幕した。今回の講演会は、「新たな21世紀を、道具による人間復興の世紀とするための提言」と題し行われた。
第一部は、GKデザイン総研広島取締役社長・山田晃三より「産業とデザイン」と題して。インダストリアル(産業)デザインは、大量生産される工業製品に「美」を与える行為であると位置づけ、1950年代から今日に至る時代を象徴するデザインと、その時代背景を合わせて考察することで当時の人々の欲望と価値観を探った。いま一度豊かさについて考えることを問いかけた。
第二部は、GKデザイングループ代表・栄久庵憲司より、「ものと心─デザインの今日」と題し、人間と道具の正しい関係について説いた。身体をとりまく全てのものは道具であり、道具と人との関係は極めて精神的であるとし、人が美しく生きるための精神修業の場「道具寺道具村構想」が提案された。
栄久庵憲司のホームグラウンドである広島での講演会は5年ぶりに行われた。今後も全国行脚を行い「ものと心」の関係から人の生き方について問いかけていく。
その後行われた懇親会も、70名が集まり、栄久庵憲司と昔懐かしい人々や学生も交えて、和やかな雰囲気で開催された。
|